
こころの不調や病気は、誰にでも起こりうるものです。
「不安」や「悲しみ」「痛み」といった感情や感覚は、本来、人間が生きていくうえで欠かせない心と体の働きです。ところが現代社会においては、人間関係が希薄になったり過剰な情報にさらされることで、こうした感情
が本来の役割を果たせなくなり、日々の生活にまで影響を及ぼすような状態になってしまうこともあります。川越病院では京都・左京の地に根差し、患者さんお一人おひとりが本来持っておられる回復力を大切にしながら、
リハビリテーションを含む専門的な治療を行ってきました。多職種のスタッフが連携し、患者さんご自身の「治る力」が引き出されますよう、支援しています。
そうしたなかで、「楽しい」「嬉しい」といった感情が少しずつ戻り、日々の暮らしに活力を感じられるようになられることは、私たち職員にとって何よりの喜びです。回復には時間がかかることもありますが、そのような場
合であっても、症状とうまく付き合いながら、ご自分の居場所と生き方を見つけて回復の道を歩んでいただけるよう、私たちは粘り強く途切れることのない支援を心がけてまいります。また、わが国が超高齢社会を迎えるなか、認知症に関する診療においても、変わらぬ理念のもと力を注いでおります。
川越病院職員一同、これからも患者さんご本人の思いとご家族の願いを大切にしつつ、やさしく、丁寧で、地域との連携を重視した、信頼される精神科医療の提供に努めてまいります。前任の清水達夫先生からの襷を受け継ぎ、患者さんご自身の回復力を支えながら、地域社会への貢献に力を尽くしていく所存です。皆さまの温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和7年7月
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 精神科 | 西 村 | 山 下 | 山 下 | 西 村 | 上 田 | 上 田 |
| 上 野 | 工 藤 | 工 藤 | 松 井 | 松 井 | 西 村 | |
| 梶 谷 | ||||||
| 内 科 | 橋 本 |
| 毎週木曜日 (14:00〜16:00) | 西 村 |